島ぜんぶでおーきな祭-第7回沖縄国際映画祭-

3月25日(水)、那覇市の桜坂劇場シアターBにて、竹野内豊さん、松雪泰子さん主演の映画『at Home』の上映が行われ、上映前の舞台挨拶に坂口健太郎さん、池田優斗さん、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)が登壇しました。劇場には、悪天候にも関わらず鑑賞に多くの人が集まりました。

同作品は、本多孝好さん原作の同名短編小説を映画化したものです。一見平凡にみえる5人家族が実は、空き巣泥棒の父(竹野内さん)と結婚詐欺師の母(松雪さん)、そして3人の子供たちで構成され、一家は犯罪で生計を立てるというインパクトのある設定となっています。『未来予想図　ア・イ・シ・テ・ルのサイン』を手掛けた蝶野博監督がメガホンをとっています。

今回が初映画出演となる村本は、「松雪泰子さんの足に触れる場面があり、こんな機会二度とないと思い、何度もNGを出して触りました」と、あまり緊張することもなかった様子。撮影中に誕生日を迎えた、末っ子次男役の池田さんにサプライズでプレゼントを用意するなど、現場はまさに“アットホーム”な雰囲気で楽しく撮影が行われていたことが伝わってきました。

池田さんは共演した竹野内さん、松雪さんに関して、「撮影の合間に舞台のことなど、いろいろ教えてもらえて嬉しかったし楽しかったです」と、たどたどしいような緊張した様子で話すと、それをみて会場からは「かわいいー」と歓声があがりました。

村本は、「原作は何度も読み返すほど面白かったが、映画については期待以上のものに仕上がっている。ぜひ見て頂きたい」と、作品に対しての思いを語りました。最後に「通常の家族の日常を描いたものとは違う愛の形が描かれている。過密なスケジュールの中すばらしい作品ができた」と、坂口さんがみどころを語り、舞台挨拶は幕を下ろしました。