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2015.3.27

目標動員数を割ると全身タイツ&原宿出禁! 『原宿デニール』舞台挨拶に武田梨奈さん、BEE SHUFFLEの皆さんが登場
3月27日(金)那覇市の桜坂劇場・ホールAにて特別招待作品『原宿デニール』の上映と舞台挨拶が行われ、武田梨奈さん、BEE SHUFFLEのギュミンさん、ジュノさん、ミンスさん、ジュンさん、シュウタさんが登壇しました。

同作品は、武田さん演じる婦人警官を軸に、見ただけでパンストのデニール数が分かる韓国人青年(ミンスさん)、芸能界にスカウトされたい高校生、耳かき専門店に通うフランス人男性など、人種も境遇も異なるさまざまな人々が交錯する群像劇。ドラマ「ミエリーノ柏木」(テレビ東京)の演出・脚本などを手がけるなど、注目を集めるタカハタ秀太さんが監督を務めました。

上映後に舞台挨拶がありキャストの皆さんが登場すると、会場は大きな拍手に包まれました。ギュミンさん、ジュノさん、ミンスさんは沖縄を訪問するのは今回が2回目とのことで、ミンスさんは「原宿が舞台の映画で、沖縄に来られてとてもうれしい…あぁ、超緊張します」とはにかむと、客席から温かい拍手がわき起こりました。また、武田さんは「ずっと沖縄国際映画祭に来たかった」と、念願の舞台に立った喜びを語りました。

今回の作品を通して武田さんとBEE SHUFFLEの皆さんはすっかり打ち解けた様子。ジュノさんが「(撮影当初は)梨奈さんと少し距離感があったが、先に話しかけてくれて、そのときから仲良くなった」と話すと、武田さんが「みんなのこのテンションについていくのは大変なんですけど(笑)」と返し、息のあったところを見せました。

そしてこの映画、目標動員数3万人を目指しているとのことで、これを達成できなかった場合はなんと罰ゲームが課されてしまうそう。その内容も、BEE SHUFFLEの皆さんは原宿出禁、武田さんは全身タイツで竹下通りを歩く、という過酷なもの。盛り上がる会場からは、武田さんの全身タイツ姿を「見たい!」というちょっぴり意地悪なコールも起こり、武田さんが苦笑いする場面もありました。

劇中には、武田さんとミンスさんのキスシーンもあり、このことについてジュンさんは「普通に嫉妬した(笑)」とコメント。また「台本を何回も見直したが、僕にはなかった」と話すのはシュウタさん。ミンスさん以外のメンバーは納得がいかなかった様子で、特にギュミンさんは「キスシーンしたかったのに、僕はビンタをされるシーンが多くて…」と愚痴をこぼし、会場も大笑い。

また、印象に残ったシーンについて聞かれた武田さんは「キングオブコメディの今野(浩喜)さんとベッドでイチャイチャするシーンで、監督からアドリブを求められ、胸毛をいじりました」と恥ずかしそうに告白。一方、ミンスさんは「梨奈さんの回し蹴り!」と即答。頭突きで瓦割りをするCMで注目を集め、空手有段者でもある武田さんのアクションシーンを挙げました。

作品の舞台となった原宿ではゲリラ撮影も行われたそうで、武田さんは「私が『止まれー!』と言いながら男性を追いかけるシーンでは、一般の方が男性をつかまえてくれたりしました」と撮影エピソードを披露。疾走感あふれるシーンの裏側を明かしてくれました。

最後に会場に向け、武田さんが「今回の作品は今までにない群像劇です。昨年、私は日本映画プロフェッショナル大賞の新進女優賞を受賞したのですが、これからも映画界に貢献できるように頑張りたい」と力強く決意を語りました。

今回が世界初上映となった『原宿デニール』は、5月16日(土)より東京、大阪で公開されます。タイトルに込められた意味や、個性的な登場人物が織り成すストーリーをぜひ劇場でご覧ください。