3月26日(木)那覇市のよしもと沖縄花月にて「島ぜんぶでおーきな祭ネタSP」が行われました。よしもと沖縄花月は、3月12日(木)国際通りの旧三越跡にオープンした「HAPiNAHA」の3Fにある劇場です。沖縄でしか観られない「おきなわ新喜劇」や「おきなわポケットミュージカルス」、そして東京や大阪でも 寄席公演など365日年間を通して開催します。
この日行われた「島ぜんぶでおーきな祭ネタSP」には、ありんくりん、ジャングルポケット、御茶ノ水男子、囲碁将棋の根建太一、シソンヌ、とにかく明るい安村、パンサー、トレンディエンジェル、レギュラー、ジューシーズの松橋周太呂、児玉智洋が登場しました。沖縄ではなかなか見ることができない、テレビでも活躍中の芸人たちが出演することもあり、チケットは完売し立見が出るほど大盛況でした。
トップバッターは、沖縄よしもと芸人のありんくりん。地元ならではの、沖縄方言をふんだんに使った漫才を披露しました。続いてジャングルポケットが登場すると、大きな歓声が沸きました。ところが、ボケの斉藤が嵐の松本潤さんに似ていると自己紹介すると、客席からブーイングが起こり、すぐに「ルー大柴さんに似ています」と訂正していました。お客さんとのコミュニケーションを楽しんだ後、コント「試合の後」を披露。その後に登場した御茶ノ水男子は、“お前たち誰だよ”と思っているであろうお客さんの心をネタにし、拍手の練習をするなど会場をひとつにしていました。
続く囲碁将棋の番には、急遽出演できなくなった文田大介に代わってジューシーズの児玉が登場して、お客さんに心理テストを行いました。「キングオブコント2014」の優勝者・シソンヌは、洋服屋でスーツを仕立てる男と女性店員が設定の実力あるコントで笑いを誘いました。とにかく明るい安村は、海水パンツ一丁の姿で登場。様々な動きや角度によって、全裸に見えてしまうポーズを披露しました。
テレビでも活躍中のパンサーには、今回一番の黄色い歓声が飛び交いました。ボケの尾形の決め台詞「サンキュー!」を、沖縄バージョンの「ニフェーデービル!」に変えて叫び、会場を盛り上げました。薄毛コンビのトレンディエンジェルは、見た目通り髪の毛のネタとシャンプートークで客席を笑わせました。
そして、一発屋芸人とも呼ばれているレギュラーは、自分たちがテレビに出ていたのが10年前になると振り返りながら、漫才や物まねを行いました。イベントのトリを務めたのはジューシーズ。ボケの赤羽健一が出演できずに2人で舞台に登場。しかし赤羽の代わりとして、とにかく明るい安村やジャングルポケット・斉藤、パンサー・尾形が順に登場し、貴重な即興トリオが見られました。
最初から最後までハイテンションで披露されたネタのオンパレードに、会場は笑い声が途切れることなく、お客さんたちは楽しんでいました。