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2015.3.26

地域発信型映画『スイーツライフ』と『やんばるキョ!キョ!キョ!』舞台挨拶にガレッジセールら登場!
3月26日(木)那覇市の桜坂劇場ホールAにて「地域発信型映画」の『スイーツライフ』(沖縄県豊見城市)と、『やんばるキョ!キョ!キョ!』(沖縄県国頭村)の上映と舞台挨拶が行われました。あいにくの雨模様でしたが会場はたくさんの観客で賑わっていました。

「地域発信型映画」とは、脚本からキャスティング、撮影、上映までを地域の方々と吉本興業で企画し、映画を通して地域を活性化させようというプロジェクトです。

始めに行われた『スイーツライフ』の舞台挨拶では、岸本司監督、主演のベンビーさんをはじめ、比嘉憲吾(初恋クロマニヨン)、池間夏海さん、上田真弓さん、川田広樹(ガレッジセール)ら出演陣が観客の温かい拍手に迎えられ登場しました。

沖縄県豊見城市が舞台の『スイーツライフ』は、豊見城市役場観光係の伊良波伊蔵が、地元に興味がないのにも関わらず突然抜擢された観光プロジェクトを通して豊見城市の魅力を見出していく様子をコミカルに描いた作品です。

岸本監督は、「実は豊見城在住でこの仕事を受けて、撮影のためにいろいろロケーションを周ったんですけれど、改めて住みやすい場所だなとすごく思って。やっぱり自然とかだとやんばるだったり南部だったり、街だと那覇とかコザとかいろいろ有名所があるんですけど、この住みやすさと居心地の良さ、なんかすごくこのテーゲー(適当)な時間の感じが、豊見城面白いなと思って」とコメントし、豊見城市の魅力を改めて実感した様子でした。
また今回、おちゃらけたキャラクターの豊見城市長役を演じた川田は「最初、市長役と聞いてお堅い感じなのかなと思ったんですよ。でも監督にちょっとふざけた感じでやってくれと言われて。市長に聞いても“全然大丈夫さぁ~”って言ってて(笑)。じゃあ、やらせていただきます!ということでああいう役でやらせていただきました」と、エピソードを語りました。

主演のベンビーさんは、「これ、劇中でも出ているウージのかりゆしウェアなんですけれど、撮影終わってからいただけたという。普段からもほぼこれで過ごさせていただいています」と話し、会場を笑いに誘いました。

続けて、今作で「地域発信型映画」3作品目となるゴリ監督の『やんばるキョ!キョ!キョ!』の舞台挨拶が行われ、ゴリ監督、普久原一生さん、金城奈津希さん、石川彩楓さん、照屋まさおさん、福田加奈子さん、城間やよいさん、普久原明さん、マスミ・ロドリゲスさんらキャストが登場しました。

『やんばるキョ!キョ!キョ!』は、沖縄最北端に位置する国頭村を舞台にヤンバルクイナの密漁をテーマにした、ヤンバルクイナちびっこ保護隊とそのリーダーのマナブの家族愛を描くヒューマンコメディです。

ゴリ監督は「今回国頭村で撮らせてもらえるということで国頭村の魅力ってなんなんだろうと。いっぱい魅力があるんですけどやっぱり大自然、代表するのは“ヤンバルクイナ”ということで、ヤンバルクイナを中心とした話でヒューマンコメディを撮りました。」と挨拶。また、国頭村長役を演じた照屋まさおさんの「ヤンバルクイナ食いたいな~」などの自由奔放なコメントや行動に「もしかしてまた飲んでいる?撮影中も、夜になるとペットボトルの水を飲んでいる振りをしているんだけど、ペットボトルのふたを開けてにおってみたら完全に泡盛なんですよ(笑)!本当、自由人なんですよ!」と、撮影中の裏話を暴露し、会場を沸かせました。

最後に「結構ハードなスケジュールで、暑い中だったり、セリフが多かったりと苦労をかける部分もあったんですけれど、本当に皆さんがひとつになって出来上がって、その作品を、今この世に届けることができて本当に幸せです。作品って、本当熱が入っていて、我が子のような感じのものなので、それを見て、ちゃんと笑うところでお客さんもクスクス笑ってくれたりするのがすごく嬉しかったです。本当にやってよかったと思いました。皆さんも本当に協力ありがとうございました!」と締めくくり、観客の盛大な拍手の元、舞台挨拶は終了しました。