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2015.3.25

北京を舞台に、ムスリムの生き様を描く。宗教や愛を知れる奥深いインドネシア映画
3月25日(水)、那覇市の桜坂劇場ホールBにて、特別招待作品『アサラムアライクム 北京』の上映が行われました。上映後の舞台挨拶では、主演のレバリナ・サユティ・テマトさん、プロデューサーのウン・ジュン・カンさん、オディ・ムリアさんが駆けつけ、応援芸人のトレディエンジェルが登壇しました。

同作品は、インドネシアで大ヒットし、ムスリム(イスラム教徒)の恋愛と宗教をテーマにした作品。結婚式の前日に婚約者の浮気と浮気相手の妊娠を知った女性が、婚約破棄を決意し、悲しみを断ち切るため、中国の北京へ新聞記者として赴く姿が描かれています。そこで女性は、友人やガイドらと充実した日々を送るなか、新たな出会いや困難が待ち受けるといった内容です。

早速、舞台挨拶に登場したトレディエンジェルの斉藤は、「ナシゴレンは世界に4番目に好きな食べ物なんです」と曖昧なコメント。相方のたかしは「ウィキペディアで調べてきたんです」と答えると、会場は一気に和やかな雰囲気に包まれました。続いて、主演のレバリナ・サユティ・テマトさん、プロデューサーのウン・ジュン・カンさん、オディ・ムリアさんが登場し、日本語で「コンニチハ!」とそれぞれが挨拶。会場は歓迎ムードになり、指笛が鳴り響きました。

レバリナさんの印象を尋ねられたトレディエンジェルの斉藤は「とてもエキゾチックな雰囲気が醸しだされて、心が洗われるというか…」とやや緊張ぎみの様子。「一目惚れしてるやん」とたかしがツッコミを入れると、レバリナさんが苦笑い。「『アサラムアライクム 北京』は中国雲南地方の民話に出てくる美女「阿詩瑪(アシマ)」の伝記がストーリーに含まれていることがインドネシアでのヒットした理由かもしれません。主人公のあきらめずに生きていく生き様も描きたかったです」と映画のヒットの理由と製作のきっかけを語りました。

「インドネシアでどんな男性がもてますか?」とレバリナさんに尋ねると、「お笑いが好きな人、スカスカな人」とコメント。トレディエンジェルは「スカスカな人…? 心強いです…! 今日は一応、沖縄泊まりなので…」と空回り気味なナンパ発言に、会場の笑いが最高潮に。またトレディエンジェルが、インドネシアではネットでCOWCOWが活躍しているという話題を、プロデューサーのウン・ジュン・カンさん、オディ・ムリアさんに持ちかけると、「知っていますよ!」との答えに、興奮気味。「今日をきっかけに(トレディエンジェルの)インドネシアでの活躍を願います」と司会者が話すと、「そうですね~!ありがとうですね…!」と、トレディエンジェルは感慨深げな様子でしたが、「ありがとう…?」と周囲からはツッコミが入り会場は盛り上がったまま、舞台挨拶は幕を閉じました。