3月28日(土)那覇市の桜坂劇場ホールCにて地域発信型映画『想い出の中で』『きっと いつの日か』の上映と舞台挨拶が行われました。
上映は福岡県大川市と岐阜県各務原市から来た応援団の方々が楽しげな空気を醸し出すなか始まりました。『想い出の中で』は、都会で働くキャリアウーマンの主人公が、6年ぶりに大川市の実家に帰省し、幼なじみや友人達に優しく迎えられながら、両親に離婚したことを告げるという内容。続いて上映された『きっと いつの日か』は各務原市を舞台に、夢に破れた主人公と厳格な父が衝突。そんな2人の関係がチャンスと危機を迎えて変化するというお話しです。
上映後に行われた舞台挨拶では、『想い出の中で』から主演の紺野千春さんと完山京洪監督、佐田正樹(バッドボーイズ)が登壇しました。紺野さんは映画に出演した感想を聞かれて「毎日楽しく撮影しました。大川の魅力は美しい景色はもちろんですが、大川市のお祭り“裸ん行”がすごくて感動しました」と述べました。映画のため実際に“裸ん行”に参加した佐田は、たいまつを持って6km走った結果その火で髪の毛が燃えたことを告白!会場を驚かせました。完山監督は、「大川市を好きになってもらいたいという気持ちで作りました」と、作品に対する思いを語りました。
その後、大川市の市長と応援団が登壇し、舞台上は一気ににぎやかになりました。感想を求められた市長は「今日初めて映画を観ましたが、大川市の良いところをあますところなく映画におさめてくれています」と述べました。最後に完山監督が「大川市はすごく良い町なので、皆さんぜひ来てください」とPRし舞台挨拶が終わりました。
次に行われた『きっと いつの日か』の舞台挨拶では、主演した塩野瑛久さんと日暮英典監督らが登壇しました。映画に出演されてどうでしたか、と問いかけられた塩野さんは、「真冬の撮影だったので初日から寒かったのですが、各務原市の人々が温かくて良い作品ができました」と述べました。日暮監督は「見る年代によって捉え方が違うことを願って作りました」と作品へのこだわりを語りました。
ここで今度は各務原市の市長と応援団、そして各務原市のゆるキャラ・キヌピーが登壇し、会場を沸かせました。感想を求められた市長は、「塩野さんと日暮監督の力を借りて、市民共同でできた、素敵な映画です」と市民の協力にも感謝を表しました。そして、最後に日暮監督が「この映画祭をきっかけにいろいろな地域が活性化すると良いと思います。僕ももっと各務原市にのめり込んで、市の名前が知られるようがんばりたいです」と締めくくり、舞台挨拶は拍手のなか終了しました