3月28日(土)那覇市の桜坂劇場ホールAにてTV DIRECTOR’S MOVIE 『だCOLOR?~THE脱獄サバイバル』の上映と舞台挨拶が行われ、田中直樹(ココリコ)、金子傑監督が登壇しました。
『だCOLOR?~THE脱獄サバイバル』は、とある部屋に集められた囚人の男3人(田中、渡辺いっけいさん、佐藤二朗さん)が、自らがかぶっている帽子の色を一番に正しく言い当てた者だけが釈放、誤回答だと即死刑、という命を懸けたゲームで繰り広げる心理戦を描いています。3者3様の男たちのスリリングかつユーモアあふれる会話劇です。
上映後、観客の拍手のなか、田中と金子監督が登壇。金子監督とはバラエティ番組で仕事を共にするなど20年来の仲という田中が、お互いの関係性について「(監督が)まだADのころからの付き合いで、監督のお子さん2人もよく知っていて…」と話しだすと、金子監督がすかさず「その話必要ですか(笑)?」とツッコミ!「20代、30代を経て、2人ともおっさんになりましたが、おっさんになって感じたことを田中君と作り上げられたことがうれしい」と金子監督がコメントするなど終始なごやかな雰囲気でした。
また、渡辺さん、佐藤さんという個性派俳優2人については「セットチェンジの間も手錠を外さないんですよ。最初ドMじゃないかと思いましたが(笑)、この状態をキープしながら感覚を探って芝居をしていたようで。感動しました」と渡辺さんの印象を田中が話すと、金子監督も「佐藤さんからは事前に『せりふをわざとかむから、そこは間違いじゃないので(映画で)使ってほしい』とお願いされました」と撮影時のエピソードを明かしてくれました。
最後に、観客に向かって「楽しくて素敵な作品が出来ました。沖縄で、自分たち以外の人に見ていただけてうれしい」(田中)、「映画を最後まで見てくれて、おっさんふたりの挨拶を最後まで見てくれて、ありがとうございました」(金子監督)とメッセージを残しました。舞台袖に退く間際、お客様へくるりと振り返り、一生懸命手を振った2人の人柄が伝わるような、素朴で温かな舞台挨拶となりました。