©あらうんど四万十製作委員会
高校時代、所属する陸上部の駅伝競技の主要メンバーだった晃、タケシ、ヤス、シュンの仲良し4人組。
常にまわりから一目置かれる存在だった。しかし、その後は努力を怠り、パッとしない日々。気が付けば40歳が目前に迫ってきていた。役者になる夢を諦め帰郷した晃を迎え、行きつけの居酒屋で、かつてのように語らう4人。あらためて思い返すと、駅伝以外に何かをやり遂げた経験がない。いつしか人生全般、逃げ癖がついていた。
口をついで出た言葉は、俺たち昔は輝いていたな――。
気落ちするなか、思いついたのがロードレース「四万十ドラゴンライド」への参加。 「この大会でいいところを見せて、俺たちはまだ終わっちゃいないって証明しないか」
かくして4人のアラフォーの、挑戦が始まった。
過密なスケジュールにもかかわらず、高知市内、さらには東京からも多くの演者やスタッフが駆けつけてくれました。沢山の人々が携わって完成までこぎつけたこの1本を、高知から日本中に、世界に発信していきたいです。
40歳という節目の年齢が近付き、思い悩むのがいわゆるアラフォーとして括られる30代後半なんだと思います。そんな男達が一念発起して仲間とともに立ち上がる。その姿を見て「誰だってその気になれば頑張れる」という熱意というか、忘れかけていた熱い気持ちをもう一度思い出してもらいたい。歳を取っても自分次第でどうにかなる。そういう熱を感じてもらえたらと思います。
西村雄正、荒木誠、能勢ヒロシ、大ちゃん、山本學、佐藤康恵、廣井ゆう、島崎和歌子、間寛平、小島よしお、岡田眞善