地域発信型映画

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福島県桑折町『物置のピアノ』

©2014「物置のピアノ」製作委員会

上映情報

日時
3月28日(土) 19:40〜
会場
桜坂劇場ホールB
登壇
芳根京子、似内千晶監督

作品解説

2012年7月。あの震災から一年後の夏。
高校3年生の宮本春香(17)が奏でるピアノは薄暗い物置から夏草の薫りの中に溶け込んでゆく。
ある日、東京の大学に通う姉・秋葉(20)が突然帰ってくる。
優秀で何でも器用にこなす秋葉といつも比べられてきた、不器用で臆病な春香。
そんな春香にとってピアノを弾いている時が唯一の心安らぐ時間であり、物置は世界の中心だった。宮本家には幼い弟を亡くした悲しい過去の記憶がある。物置でピアノを弾く事は、弟への償いでもあった。そんな中、桃の風評被害が祖父を苦しめていく。春香は、いつも優しく自分を見守ってくれている祖父のため、ある決断をする。
失った命への家族それぞれの思い、福島の桃農家の現状、浪江町から避難して来た少年との出会い。そして、秋葉との衝突…春香の中で何かが変わろうとしていた。

PRポイント

「映画の力で、東日本大震災の被害を乗り越える希望と元気を発信したい」との思いから、福島県桑折町を舞台に地元若者が中心となり、映画製作をスタート。様々な形で500人を超える福島の人々と共に手作りで作品を完成させました。
主人公の春香は、福島、東京で行われたオーディションで選ばれたNHK連続テレビ小説「花子とアン」などにも出演した芳根京子。幼少期からピアノを弾き続けてきた凛とした姿勢と澄んだ眼差しが印象的な16歳の少女。対照的な姉を演じるのが同世代の女優の中で独特の魅力を放つ小篠恵奈。二人の祖父を織本順吉、父を平田満、母を赤間真里子、仮設住宅の少年を新人の渡辺貴裕、その父を佐野史郎、春香の吹奏楽部の顧問に長谷川初範と、若い主人公たちを名優の面々があたたかく、そして力強く包み込んでいます。

キャスト

芳根京子、小篠恵奈、平田満、赤間麻里子、織本順吉、長谷川初範、西野実見、渡辺貴裕、佐野史郎、神田香織

監督・作品データ

監督
似内千晶
製作国
日本
製作(公開)年
2015年
コピーライト
2014「物置のピアノ」製作委員会

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