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2015.3.25

友近と馬場園は涙でぐちゃぐちゃ桜坂映画大学『そこのみにて光輝く』
島ぜんぶでおーきな祭・第7回沖縄国際映画祭の第1日目、那覇市の桜坂劇場で桜坂映画大学が開校しました。最初の講座に人間ドラマ科『そこのみにて光輝く』が上映され、講師として呉美保監督、友近、バッファロー吾郎A、アジアン・馬場園梓の4名が登壇。

呉監督とはプライベートでも仲が良いという友近。友近の映画初出演作の監督が呉監督でそれからの付き合いだとのこと。「この作品は今まで見た邦画の中で一番前のめりで見て、人に薦めたい作品」と言い切ります。馬場園も作品のファンとのことで、「母性をかきみだされた」と話すと、バッファロー吾郎Aは「僕は事前に見ようかどうしようか迷って、あえて見ていません!見て感じたことを話します!」と興奮気味。

そんな中、にこやかに登場した呉監督。妊娠中のふっくらしたお腹をみてバッファロー吾郎Aが「え!5月に生まれる?今日、日帰り?!ほんま大丈夫なんですか!!」とビックリ。公開当初、一度劇場で見て以来、約1年ぶりに作品を見るという呉監督。桜坂劇場は実は監督が一番来たかった劇場とのことで、そこで久しぶりに見ることができるので嬉しいと言うと会場からは拍手が起こりました。「自分が撮った作品なのですが、昨日の夜書いたラブレターが恥ずかしくて読めない感じ。たくさんのご感想も頂いているのに、それも恥ずかしくてまだ読めていないんです。」と意外なエピソードを話してくれました。

第88回キネマ旬報ベスト・テンで堂々の第一位になり、海外では第38回モントリオール世界映画祭・最優秀監督賞を受賞、日本のみならず、世界の様々な賞を総なめにした本作。どの賞が一番嬉しかったですか?との質問に、「これが3本目の作品になるので、新人賞をもらえるなら最後だと。だから、平成26年度芸術選奨文部科学大臣新人賞映画部門をもらえたことが嬉しかった。」と話した後、映画の上映へと移りました。

映画の上映が終わり舞台に上がる4名。ところが、友近と馬場園はすでに涙でぐちゃぐちゃ状態。上映中に解説を入れるオーディオコメンタリーなのにも関わらず、ほぼ一言もコメントできなかった監督以外の3名。「これはしゃべれない!しゃべっちゃいけない!」と口を揃えました。「池脇千鶴さんの表情を見ているだけで感情の移り変わりが全部分かる!」とバッファロー吾郎A。キャスティングにも関わった監督は、「あれくらい知名度があってあそこまでさらけ出してできる人は今いない」と言い切ります。劇中のリアルな池脇さんの肉付きのいい体については、彼女が役作りであえてつくった体だと明かしてくれました。また、毎晩朝まで飲んで不摂生をし、むくんだ顔や肌質などを作り込むという徹底した役作りをした綾野剛さんに、関心しきりの3名。7分にも及ぶラブシーンについて、「必要なエロさ、普通は間が持たないけど見ちゃう。愛を確かめ合うシーンとして大事」だと熱弁する3名。ラブシーンにこだわった監督は主演の2人に、ねっとりした音を出すことと、バストトップをちゃんと舐める、などはっきり指示をしたと言うと、会場からも驚きの声があがりました。また、「最後のタイトルを出すタイミングが天才!」と監督を褒め称えます。映画のエンディングで差し込まれる映画タイトルは当初、トップシーンに入れるつもりが入れられなかったそうです。あのタイトルの意味がよくわかるのがエンディングではと思い最後に入れたらバッチリだったとの話しに、「やっぱり!あそこしかないっていうタイミングでした!」とさらに感嘆の声をあげたいました。

最後に、呉監督は「救いがないと映画を作る意味がない」と断言。「この映画には救いがあった」と友近、バッファロー吾郎A、馬場園。「監督にはもっといろいろな映画を撮って欲しい!」と言う3名に、呉監督もにこやかに応え、拍手の中で桜坂映画大学人間ドラマ科の講座は終了しました。