ニュース

2015.3.28

映画の物語を通して感じられた地域の繋がりと絆
3月28日(土)、那覇市の桜坂劇場ホールCにて、地域発信型映画『白鳥が笑う』、『U・F・O~Ushimado's Fantastic Occurrence~ うしまどの、ふしぎなできごと』の上映が行われました。上映後の舞台挨拶には『U・F・O~Ushimado's Fantastic Occurrence~ うしまどの、ふしぎなできごと』から芳根京子さん、池内ひろ美さん、デニス、監督の藤原知之さんが、『白鳥が笑う』から主演の原西孝幸(FUJIWARA)と監督の奥山大史さんが駆けつけ、撮影時のエピソードを語りました。

『白鳥が笑う』は北海道の苫小牧市にある湖を舞台に、小学生の男の子と湖にいる白鳥おじさんとの不思議な交流が描かれた作品です。続けて上映された『U・F・O~Ushimado's Fantastic Occurrence~ うしまどの、ふしぎなできごと』は、岡山の瀬戸内市牛窓が舞台。主人公が20年前の中学時代の淡い初恋を思い出していく内容です。

まず舞台に登壇したのは、『U・F・O~Ushimado's Fantastic Occurrence~ うしまどの、ふしぎなできごと』に出演した芳根さん、池内さん、デニス、藤原監督。作品について聞かれた藤原監督は、「牛窓の優しい町の良さと、子供たちの素朴な可愛らしい感じが出るといいなと思って撮影しました」と作品の見どころを紹介しました。
撮影時のエピソードとして、デニス・松下宣夫が「台本を覚えた後、僕たちは寝ようとしてたのに、行雄ちゃんは緊張で震えちゃってたんですよ!」と相方の植野行雄について話すと会場は大爆笑!さらに植野が撮影終了後の新幹線の中で高熱を出したことを打ち明けると、松下は「鑑賞中に、この後行雄ちゃん熱をだすんだって視点でも見てくださいね」とコメントし、会場を盛り上げました。また「牛窓に行ったのは、40年ぶりなんですけど、全然変わっていなくて…」と池内さんが話すと、「ごめんなさい…いま(年齢を)計算してしまいました!」と藤原監督がツッコむなど、出演者と監督の仲の良さが伝わる舞台挨拶となりました。

続いて『白鳥が笑う』に出演したFUJIWARA原西と奥山監督が登壇。原西が「白鳥おじさんは俺やでっ!」と挨拶すると、会場から笑いが起こり、一気に賑やかな雰囲気になりました。奥山監督は「苫小牧の景色を見て、原西さんに声をかけさせてもらって、とにかく説明的な要素を削ってどれくらいお客さんに伝えることが試してみたかった。何か受け止めてもらえたら嬉しいです」と作品について語りました。俳優として出演した感想を尋ねられた原西は「撮影のギリギリに出演が決まり、役は白鳥おじさん。喜劇やと思ってた。台本を読んでから、(喜劇ではないことに)気づき、焦ったが、現場で監督に聞きながら演じました」と撮影時の心境を振り返りました。「迫真の演技でぐっときますね」と感嘆の言葉には「来~い!来~い!(劇中のセリフ)を一生分言いましたからね!」とツッコミ!挨拶の最後には映画制作の関係者も一緒に登壇し、会場が賑わう中、舞台挨拶は幕を閉じました。